No.6 ヘッドショックのオーバーホール(HEADSHOK DD50 分解編 ①)
それでは、いよいよ前回バラしたパーツのオーバーホールを開始していきます。
まずは、OLDキャノンデールの登竜門、ヘッドショックから。
このキャノンデールのアイデンティティーの一つ、ヘッドショックですが、レフティに変わる前の独自のサスペンション機構で、既にメーカーでのオーバーホールが終了しており、部品供給も無さそうです。
(CannondaleExperts.comでは一部入手できるものもあるようですが。)
そのせいか、ヘッドショックに不具合が生じた場合、この1.56インチもある太いコラム径を一般的なオーバーサイズに変換するヘッドセットを取付け、通常のサスペンションフォークを取付ける方が多いようです。
でも、自分的には「この時代のキャノンデールといえばヘッドショック!」なので、何とかオーバーホールをしたいと思い、ネットを検索しまくりました。
しかし、なかなか思うように情報が集まらず(英語が堪能ならもっと集まったのかも)、また、この時はヘッドショックサービスマニュアルが、ネット上で入手できることも知らなかったため、こちらの動画(キャノンデールDD50ヘッドショックリビルド)を参考に分解していきました。
ちなみにヘッドショックサービスマニュアルはこちら。
それでは、始めてまいりましょう!
って、いきなり黄色のDD50が増えています笑
実はこれには事情がありまして、ヴィンテージキャノンデールのヘッドショック情報のページ(ヴィンテージキャノンデール)によると、
HEADSHOK–1992-1995
50mm of travel
Cartridges are non-serviceable
Upgrade to Spring Kit, DD60, or Fatty 50
Max. travel of 50mm
HDTL148/
私の1995年モデルのヘッドショックは『non-serviceable』、つまり修理不可とのこと。
一応、オーバーホールを試みる予定ですが、出来なかった場合、同じ50㎜トラベルのDD50を入手して、上手くニコイチに出来たらいいなと考えたわけです。
より高性能なFATTYシリーズも考えましたが、フォークのシルエットが変わってしまうので、オリジナルに近いDD系でいこうと思います。
そこで某オークションサイトにて、良さげなDD50を落札しておきました。
まずは先述の動画を参考に、同型のDD50を分解していきます。
この頃はまだカンチブレーキが装備されていた時代。
アウターケーブルステーが付いています。
懐かしいですね。
本来はパークツール(HOZAN)のピンスパナ、SPA-1という工具を使用して回すのですが、きっと特殊で入手しずらく、値段も高いだろうと決めつけた自転車ど素人の私は、近くのホームセンターの工具コーナーで色々と物色し、スナップリングプライヤで回そうと決意したのでした笑(結果的にこっちのほうが2倍くらい高かった・・・。)
穴にピンを差し込んで回していくと・・・
外れました!
そして、現れたのがオイルダンパーカートリッジです。
この白い樹脂の外側の金属部分にある、四つの切り欠き部分に専用工具(KH031)をはめ込んで回すのですが、今でも販売している海外サイトから入手となると1万円ほどします。
しかも、入荷してもしばらくすると売り切れるという人気っぷり。
未だにヘッドショックを弄る人が世界中にいるんですね笑
(この工具、サスペンションのトラベル量によって品番違いの物があるので注意です)
KH031
なので、諸先輩方はラジオペンチ等を加工したりして切り抜けているようです。
そこで、私も先折れラジオペンチを入手。
これで回してやろうというわけですが、ペンチの先の形状を、溝に完璧に合わせるために、グラインダー等で削れば良かったのでしょうか、一応ハマるので何とかなるだろうと、横着して力任せにやったら、外れて内部は傷つくわ、勢いでフォークの上部が顔面に当たって、唇を切るわで(危うく歯に当たって折るところでした)、ひどい目に遭いました笑
しかも、まったく回る気配はなく、溝にマイナスドライバーを当てて、ハンマーで叩いてみてもダメ。逆に柔らかいアルミで出来ているので、マイナスドライバーが刺さってしまい、溝がひどいことに。(大変すぎて、画像ありません笑)
相当、固着しているようです。
仕方なく、本来順番の違いますが、内側の白い樹脂の部分をスナップリングプライヤーで回すと・・・
少量のオイルと共に、オイルダンパーが外れました。
出てきたオイルが少ないので、どうやら内部でオイル漏れが生じていたようです。
あとは、下部のリング状パーツを、これまたスナップリングスパナで回して外し、
ベアリング部分をフォーク上部に向かってプラハンマーで叩いていくと、ニードルベアリング&プレート達とともに、やっとアウターチューブが外れました。
次回へとつづきます。
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