No.19 パーツ選定①(ヘッドショック用ステムとコラムスペーサー)
今回のレストアの方向性として、2通りの考え方で迷いました。
1 当時、流通していたパーツおよびオリジナルパーツのみでレトロに組み上げる。
2 根本となる部分以外は現代のパーツを組み合わせて、2022年仕様で組み上げる。
ネットで色々なレストア事例を見ているうちに、後者にすることにしました。
古いフレームと新しいパーツの融合、すなわち「クラシックフュージョン」です。
HUBLOTみたいな笑
ご存知の通り、ヘッドショック用のステムは1.56インチのコラム径の物でなくてはなりません。
もともと完成車に付いていたステムはこちら。
懐かしのキャノンデールオリジナルパーツブランド(?)のCODA製。
ハンドルクランプ径は25.4㎜。
長さは120㎜ ±20°といったところでしょうか。
後にボルト2本留めでクランプ部が外れるものも出たようですが、いずれにしても、今見ると時代を感じます。
当時のXC用MTBはより遠く、低い位置にハンドルがあるのが鉄則。
ハンドルバーの幅も600㎜前後とかでした。
さらにバーエンドバーも必須アイテムで、上りでさらに前傾姿勢をとるのに使用していました。
SUPER Vシリーズは、このステムを角度をマイナス側にして装着しているのが何とも素敵です。
ここは現代的でレーシーなステムに変更したいと思います。
以前はKOREやTHOMSON、WOODMANからもヘッドショック用のステムが販売されていたようですが、すでに廃番。
私が調べた限りでは現在(2022年)新品で入手できるステムは・・・
① キャノンデール純正ステム
こちらは現在も製造されているのかわかりませんが、比較的、海外サイトでは見かけます。ヘッドショック用としてキャノンデールが最後に供給していたステムでしょうか?
Reverseも台湾メーカー。ドイツのメーカーでした。
長さや角度も数種類あり、ハンドルクランプ径も31.8㎜なのでハンドルバーの選択肢も広がりますが、CNC削り出しステムが欲しいので却下。
bikingreenという聞いたこともない台湾メーカー製。
長さは80㎜ -17°となっています。
ハンドルクランプ径は31.8㎜。
CNC削り出しです。
ステムを探し始めた当時、CNC削り出しの物で流通しているものがこれしか無く、長さやマイナスになっている角度なども気に入り、セカイモンで入手しました。
価格は送料を含めて一万円程度だったかと思います。
デザインや重量を含めて、B級感は拭えませんが。
こちらも購入したステム。
次にご紹介するReverseのステムが出てくるまではこれでいこうと思っていました。
③ Reverse S-Trail cannondale stem
長さ60㎜ +8°
6061アルミのCNC削り出し。
少し短すぎる気もしますが、現在のトレンドはワイドハンドルにショートステム。
商品のクオリティは明らかにこちらが上なので、これでいこうと思っています。
ただし、角度はやはりマイナスになっているのが好みなので、上下逆さまにして装着したいと思います。
とりあえずポジション云々よりも見た目重視です笑
ステムを探し始めた時には、どの海外サイトでも売り切れになっていたため、既に生産終了になったものだとあきらめていたら、ふとした時にcannondale experts.comを見たら販売を再開していました。(今日現在、また売り切れているようです。)
また、Reverseの商品は日本ではMCインターナショナルが輸入元となっているようで、そちらのHPではカタログPDFをダウンロード出来ます。
2020年では70㎜のラインナップもあったようですが、2022年2月に札幌の代理店より問い合わせてもらった結果、今は60㎜のみの取扱いで、注文して納期が4〜5月頃とのことでした。
それならと、cannondale expertsで注文。
約二週間でのスピード到着でした!
社外ステムの入手後に問題となってくるのが、ステムのコラムハイトです。
ヘッドショックは、一般的なオーバーサイズのフォークが採用しているアヘッド方式とは異なり、フォークの上部につけるキャップをボルトで圧力をかけて固定しているわけではありません。
なので、ステムはただコラムにボルトで固定されているだけです。
よってアヘッドで必要なステムの高さを調節するスペーサーも必要ありません。
ところが、社外のステムのコラムハイトはバラバラな為、そのまま取り付けるとフォークのコラムが丸見え状態になります。
コラム内部にはヘッドショックの機構が詰まっていますので、アヘッドのようにコラムをカットして長さを変えることもできません。
で、実際にはどうだったかというと、
純正54㎜に対して、
bikingreen 35㎜
Reverse 40㎜
でした。
なので、これらをそのまま装着すると、先に掲載した画像のようにフォークのコラムが剥き出しになってしまうのです。
これではカッコ悪すぎるので、スペーサーが必要です。
当然、内径1.56インチのスペーサーはネットで発見できず。
もうこうなったらワンオフで作るしかありません。
最初は内径1.5インチのものを削って使用しようかと思いましたが、思いのほか上手くいかず・・・。
プロにお願いすることにしました。
数あるワンオフパーツ製作会社の中から選んだのは
1-off.jpさんでした。
理由としては、
・実績が多数掲載されていること。
・ちゃんとした図面が無くても、製作してもらえること。
・似たようなリング状のアルミパーツをたくさん製作した実績があること。
・アルマイト処理もしてもらえること。
などです。
実際、Excelの図形機能でざっくりとした形と寸法を描いて送ったら、
ちゃんとした図面と見積もりを送ってくださって、とても良かったです。
今回はbikingreenの入手時に作成依頼していたので、純正との19㎜の差を埋めるべく、
内径40㎜ 高さ6㎜x2個、7㎜x1個の計3個をブラックアルマイト仕上げでお願いしました。
3個での注文+アルマイト処理もあり、価格は税込1.7万ほどと、なかなかのお値段でした。
それで出来上がったのがこちら。
さすがプロの仕上げ。
バッチリです。

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